監督ってこんな感じ
こんにちは。
シネ求では絶賛新歓活動中!ということで、
前回に引き続き、シネ求の活動を掘り下げて紹介してみます。
さて、前回は映画を撮る際に出てくる登場人物について簡単にお話ししました。
ここからは実際に作品を作る時、監督がどんなことをやってるのか説明しちゃいます。
あくまで私の場合なので他の人は違うかもしれませんが、書いてみましょう。
監督をやるときの流れ
1.まず、「こんなの撮りたい!」という漠然としたイメージが湧いてきます。
映画を観たり、音楽を聴いたりすると、いいなあこんなんやりてえなってなることが多いです。
2.そのイメージを目指して脚本を書きます。
脚本の書き方は人によって全然違くて面白いです。導入から思いつく人や、オチから思いつく人、こういうシーンが撮りたい!というところから膨らませる人、、色々です。
3.配役して、役者やスタッフをお願いして撮影班を作ります。
といいますか、脚本を書いているとこの人にやってほしいなという願望が生まれてくるので、書いている段階から
「もしかしたらやってもらうかもなんだけどいいかい??」
と唾をつけておきます。
LINEで撮影班を作って、皆んな都合の合う日を調整して、撮影スケジュールを立てます。
4.絵コンテを描きます。
これ、超苦手でいつも撮影日ギリギリに仕上げていたんですが、本っっっ当に大事な作業です。これをどれだけ練れるかで作品の出来が変わってきます。この事実に3年になってようやく気づきました。もっと余裕を持ってしっかりやるべきだった、、後悔してます。
5.撮影日!
遂に撮影日です。(これより前にリハーサルを兼ねて読み合わせをしたりもします。)
頭で組み立てた映像を現実のものにしていきます。カメラさんに動きを指示したり、役者さんに演技指導したり、、油断するとすぐに時間がなくなるので時計を気にしながら頭をフル回転させます。
私はよくうわーってパニックになるんですが、いつも班員が助けてくれます。誰かしらが場を盛り上げてくれるので本当に楽しいです。だから沢山撮りたくなります。
6.編集します。
頭で組み立てた映像そのものにする作業です。撮影日の和気あいあいとした雰囲気から打って変わって、孤独との戦いです。コンクールに出展するなら別ですが、基本的に締め切りはないので自分が納得するまでとことん突き詰められます。
1度これを経験すると、TVとかYouTubeとかCMとかを作ってる人の凄さが分かるようになります。毎日投稿してるYouTuberとか大変だろうな。
7.DVDに移して完成!
やっと完成しました。その時部室にいた人に観てもらったり、上映会や文化祭で観てもらったりします。これはいつまで経っても小っ恥ずかしいのですが、褒めてくれたり、アドバイスをくれたり、作品についてわいわい言い合うの楽しいです。
こう並べてみると、監督ってやること沢山ありますね。
私がシネ求に入ったときは、実は監督なんてやるつもり全くありませんでした。
演技に興味があったので、役者が経験出来ればいいなあと思っていたんですが、、
物語を思い付いてしまったので書いてみたら誰かに見せたくなって、撮っちゃいなよという話になり、いつの間にか作品になってました。
ちなみに私の監督デビューは1年生の秋です。
もし、「やってみたいけど勇気が出ない、、」と思っている方がいたら、そんなに悩まずにとりあえず飛び込んでみたらいいと思います。
1度きりの大学生活ですし。
たった4年しかありませんし。
こんなにも協力的でやりたいことは何でもやらせてくれる環境、これからの人生で出会えないだろうなあと割と本気で思ってます。
先輩後輩や男女関係なく仲がいいのでこんな環境になってるんでしょうね。前回書いたことを見ていただいたら分かるように、撮影ってチームワークなので。
またまためちゃくちゃ長く書いてしまいましたが、いかがでしたか?
なんとなく撮影の流れが分かっていただけて、撮影に興味が湧いていただけていたら嬉しいです。
まじでいくらでも語れますね。
そのくらい楽しいんだよってことです。伝われ!
監督以外についても書きたいですね。