白山シネサークル「求」

白山シネサークル求(ぐ)は、東洋大学で活動する自主映画制作サークルです。活動場所は主にBOX4443。カメラや脚本、監督、キャスト、道具製作など映画制作に関わることは全てサークル員で行ってます。東洋大学生はもちろん他大学の方の入部も大歓迎です。ご質問はhakusancinegu@gmail.comまで。

スタッフってこんな感じ

こんにちは。

シネ求では絶賛新歓活動中!ということで、このサークルの活動内容である“撮影”について詳細に書いてみようシリーズです。

 

今回で最後、“スタッフ”です。

“スタッフ”とまとめてしまいましたが、スタッフの中でも特に重要な“カメラ”と“音声”について説明していきます!

 

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カメラ

カメラです。ご想像の通り、カメラを回して役者の演技や風景を撮影します。

監督が書いた絵コンテを見ながら、監督の指示を受けつつ、時には自分で構図を考えながら撮影をしていきます。

シネ求では一眼レフを使用しています。サークルの所持品が2台あるのでそれを借りたり、自分で持っている人はそれを使ったりしています。

個人的に、監督の次に頭を使う役割だと思っています。

当然ですが、映画にカメラマンは映りません。皆さんは映画を観るとき、カメラを通した役者の演技を観ています。つまり、皆さんの目になる役割がこの“カメラ”なわけです。

初めて監督とカメラを兼業したとき、とてもエネルギーを消費したらしくお腹をぐーぐー鳴らしながら撮影しました。これから監督をするときは必ずお菓子を差し入れようと心に誓いました。

 

ちなみに最近シネ求は“スタビライザー”という手ぶれの少ないぬるぬるした映像を撮ることが出来る機材を導入しました! これによって表現の幅が広がるので、これからの作品が楽しみです。

 

音声

レコーダーとマイクを使って音を撮ります。

ロケ番組とかで見たことありませんか? 長い棒の先についてるフサフサした物体。

あれが“マイク”です。(正確には、フサフサの中に隠れているのがマイクです)

マイクと繋がっているのが“レコーダー”で、これに録音します。

カメラだけでも音は入るのですが、マイクを使うことで役者の声だけにフォーカスして音を録ることが出来ます。

この音声という役割、一見誰でも出来るように思いがちです。だってマイクを役者に向けてレコーダーのスイッチを押すだけだから。

しかし、音声にも上手い下手が存在します。

上手い人は、パッとカメラの画面をみて映らない場所を確認し、その中で役者の声が最も聞こえる場所で構えて、監督が確認しなくてもカメラを回すのと同じタイミングでスイッチを押します。

これが出来る人は周りを見る能力に長けている人だと思います。正直カメラと役者に指示を出すので精一杯の監督はめちゃくちゃ助かっています。

 

カメラと音声以外にも、

テイク数と音声番号を記録する“記録”

役者に光を当てる“照明”

などがあります。

 

全員が必ず何かしらの役割を持っており、しかも1人も欠けてはなりません。

撮影はチームワークで成り立っているわけですね。先輩後輩男女関係なく仲良くなる理由も分かる気がします。

 

いかがでしたか?

撮影を支えるスタッフについて興味を持って頂けていたら嬉しいです。

これで撮影について説明しようシリーズは終了です! 

 

白山シネサークル「求」では新入部員を募集しています!少しでも興味を持った方、メールやInstagramTwitterでお気軽にお問い合わせ下さい!

役者ってこんな感じ

こんにちは。

只今新歓活動中ということで、シネ求の活動について詳しく書いてみようシリーズです。

 

今回は役者について。

 

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私たち白山シネサークル求は、基本的にサークル員で役者を構成しています。

ですから決してプロではないので「役者ってこんな感じ」なんていうほど語れないのですが、やってみましょう。

 

役者をやるときの流れ

1.監督から声がかかる

「今度こんなの撮るんだけど、こういう役をやってほしいんだよね」と声がかかります。これを了承したら、役ゲットということになります。

筆者はこのサークルに入った動機が「役者をやりたい!」だったので、こんなにすんなり出来るもんかと衝撃でした。

逆に言えば、オーディションで役を掴み取らなければならないということがないので、役者をやりたい人はめちゃくちゃ出来ます。ちなみに私は丸2年でメイン5役と脇役3役をやりました。今初めて数えましたが、驚いております。

 

2.脚本が送られてくる

監督から脚本が送られてきます。大体撮影の1.2ヶ月前位に読ませてもらえることが多い印象です。なんとなくキャラクター像を掴もうと頑張ってみます。

 

3.読み合わせ

班のメンバー(役者だけの場合もある)で集まって、1度脚本を読みます。ここで自分が読んだキャラクターのイメージと監督のイメージのすり合わせをします。読み合わせの段階で受けた演技の指示を本番で出せるように頑張ります。

 

4.覚える

脚本を覚えます。その方が本番でスムーズなので。割と誰でも簡単に覚えられるのでおそらく英単語を覚えるとかそういう暗記とは使っている脳の場所が違うと思っています。

 

5.本番

本番です!脚本を丸々一気に1日で撮り終えることはほぼ無いので、その日にやるシーンだけイメージトレーニングをして挑みます。最近は本番より前にリハの日を設けて動きまで練習することも増えてきましたが、大体はここで初めて動きながら演技をします。演じる→カットがかかる→映像チェックを監督のOKが出るまで繰り返します。

1年生とき、先輩に「上手い人は自分の映像をチェックしてるよ」と教えていただいたのがずーっと頭の片隅にあります。いざ観ると自分の顔も声も気持ちが悪くてうわあああああとなりますが、少しでも上手くなれると信じて頑張ってます。

 

 

役者はこんな感じです。

 

個人的には

「演技がやってみたいけど、今まで1度もやった事ないし、演劇部に入る勇気もないし、、」

という方におすすめのサークルだと思います。

筆者はずーっと演技に興味があったものの、前に出る性格ではないものですから高校まで演劇部に入ることが出来ず、大学では入ってやると意気込んでいたものの演劇部は公演前に授業を休んで練習するという噂を耳にしてヒヨった結果ここにいます。

演劇部出身の子もいますが、殆どが初心者なのでちょっとでも興味のある方は安心して飛び込んで欲しいなと思っております。

経験者の方も将来役者を目指している方も、先程も書いた通り沢山の役を演じられるので練習にはうってつけだと思います。

 

さて、今回は役者について書いてみました。

次はスタッフ陣について書いてみます!

監督ってこんな感じ

こんにちは。

シネ求では絶賛新歓活動中!ということで、

前回に引き続き、シネ求の活動を掘り下げて紹介してみます。

 

さて、前回は映画を撮る際に出てくる登場人物について簡単にお話ししました。

ここからは実際に作品を作る時、監督がどんなことをやってるのか説明しちゃいます。

 

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あくまで私の場合なので他の人は違うかもしれませんが、書いてみましょう。

 

監督をやるときの流れ

1.まず、「こんなの撮りたい!」という漠然としたイメージが湧いてきます。

映画を観たり、音楽を聴いたりすると、いいなあこんなんやりてえなってなることが多いです。

 

2.そのイメージを目指して脚本を書きます。

脚本の書き方は人によって全然違くて面白いです。導入から思いつく人や、オチから思いつく人、こういうシーンが撮りたい!というところから膨らませる人、、色々です。

 

3.配役して、役者やスタッフをお願いして撮影班を作ります。

といいますか、脚本を書いているとこの人にやってほしいなという願望が生まれてくるので、書いている段階から

「もしかしたらやってもらうかもなんだけどいいかい??」

と唾をつけておきます。

LINEで撮影班を作って、皆んな都合の合う日を調整して、撮影スケジュールを立てます。

 

4.絵コンテを描きます。

これ、超苦手でいつも撮影日ギリギリに仕上げていたんですが、本っっっ当に大事な作業です。これをどれだけ練れるかで作品の出来が変わってきます。この事実に3年になってようやく気づきました。もっと余裕を持ってしっかりやるべきだった、、後悔してます。

 

5.撮影日!

遂に撮影日です。(これより前にリハーサルを兼ねて読み合わせをしたりもします。)

頭で組み立てた映像を現実のものにしていきます。カメラさんに動きを指示したり、役者さんに演技指導したり、、油断するとすぐに時間がなくなるので時計を気にしながら頭をフル回転させます。

私はよくうわーってパニックになるんですが、いつも班員が助けてくれます。誰かしらが場を盛り上げてくれるので本当に楽しいです。だから沢山撮りたくなります。

 

6.編集します。

頭で組み立てた映像そのものにする作業です。撮影日の和気あいあいとした雰囲気から打って変わって、孤独との戦いです。コンクールに出展するなら別ですが、基本的に締め切りはないので自分が納得するまでとことん突き詰められます。

1度これを経験すると、TVとかYouTubeとかCMとかを作ってる人の凄さが分かるようになります。毎日投稿してるYouTuberとか大変だろうな。

 

7.DVDに移して完成!

やっと完成しました。その時部室にいた人に観てもらったり、上映会や文化祭で観てもらったりします。これはいつまで経っても小っ恥ずかしいのですが、褒めてくれたり、アドバイスをくれたり、作品についてわいわい言い合うの楽しいです。

 

 

こう並べてみると、監督ってやること沢山ありますね。

 

私がシネ求に入ったときは、実は監督なんてやるつもり全くありませんでした。

演技に興味があったので、役者が経験出来ればいいなあと思っていたんですが、、

物語を思い付いてしまったので書いてみたら誰かに見せたくなって、撮っちゃいなよという話になり、いつの間にか作品になってました。

ちなみに私の監督デビューは1年生の秋です。

 

もし、「やってみたいけど勇気が出ない、、」と思っている方がいたら、そんなに悩まずにとりあえず飛び込んでみたらいいと思います。

 

1度きりの大学生活ですし。

 

たった4年しかありませんし。

 

こんなにも協力的でやりたいことは何でもやらせてくれる環境、これからの人生で出会えないだろうなあと割と本気で思ってます。

 

先輩後輩や男女関係なく仲がいいのでこんな環境になってるんでしょうね。前回書いたことを見ていただいたら分かるように、撮影ってチームワークなので。

 

またまためちゃくちゃ長く書いてしまいましたが、いかがでしたか?

なんとなく撮影の流れが分かっていただけて、撮影に興味が湧いていただけていたら嬉しいです。

 

まじでいくらでも語れますね。

そのくらい楽しいんだよってことです。伝われ!

監督以外についても書きたいですね。

映画を撮るってこんな感じ

こんにちは。

現在絶賛新歓活動中!ということで、シネ求が普段どんな活動をしているのかについて語ってみようと思います。

 

白山シネサークル求は映画サークル。

映画を「撮る」サークルです。

 

映画を撮るってなんかよく分かんないなってなりますよね。

筆者もシネ求に入るまでは映画は観るものと思ってましたし、そもそも撮れるなんて思ってませんでした。

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映画を撮るためにはいくつかの登場人物がいます。

 

  • 監督
  • 役者
  • カメラ
  • 音声
  • 照明
  • 脚本
  • 編集

 

大きく分けてこんな感じ。

それぞれについて簡単に説明すると、

 

  • 監督

 リーダー。絵コンテを描いて映画の演出を考えたり、演技指導をしたり、撮影のスケジュールを調整したり、作品の軸になる役割。この人が撮影班を作ることで活動が始まります。

 

  • 役者

 演技をする人。脚本を覚えて、監督の演技指導のもと演じる。監督の想像を超える演技をしてくれたりすると本当にありがとうってなります。

 

  • カメラ

 映像を記録する人。絵コンテに沿って、映像の明るさやらピントやらを調整しながら撮る。役者が盛れる角度を狙って撮れる人は最強。

 

  • 音声

 音を録る人。レコーダーとマイクを操る。一見地味なこの役割ですが、めっちゃ重要。カメラに映らない画角からなるべくハッキリ音を撮るため、時には物陰に隠れ、時には床に寝そべり、、まじ凄いっす。

 

  • 照明

 その名の通り光を当てます。シネ求には最近出来た役割で、このお陰で夜でも撮影できるようになりました。役者になるべく自然に光を当てることで、綺麗な映像を撮る手助けをします。他の仕事と兼業が多い気がする。

 

  • 脚本

 物語を書く人。シネ求の場合監督と兼業する人が多いですが、個人的には脚本だけ書く人がいてもいいんじゃないかと思ってます。頭の中の世界を文字に起こして、更にそれが映像として目の前で繰り広げられる。今まで頭の中にしかいなかった子が役者を通して目の前に現れた時、めっちゃテンション上がりますよ。

 

  • 編集

 カメラで撮った映像を繋げて、音をつけたりして、作品として完成させる人。これも監督が兼ねることが殆どですが、編集だけやりたい人ももちろん大歓迎。シネ求では Adobe のpremier proというソフトを使ってます。プロが仕事で使うやつをサークル費から年間4万くらい払って利用してます。部室にパソコンがあるのでサークル員は使い放題です。

 

 

ざっとこんな感じですね。

それぞれ別の人がやると決まったわけではなく、「監督・脚本・編集・カメラ」みたいな感じで兼業する人もいるため、班の人数はまちまちです。こんな風に色々一気にやる人はエンドロールでいっぱい名前が出てきて面白いです。

 

なんだか思いの外長くなってしまいましたね。

 

まだまだ語り足りない、、ということで

次回は筆者の体験を交えながら、映画を撮る魅力を書いてみようと思います。

 

 

新三役が決まりました!

こんにちは。

 

前回の「新三役が決まりました!」という記事から1つ挟んでのこの記事。

いかにブログをサボっていたかということが丸分かりですね。

 

さて、先日次の代の役員が決定しました!

今年は例年通りにいかないことが多く色々とズレ込んでいるため実質的な引き継ぎは秋ごろになりそうですが、無事に決まって良かったです。

 

現在この代の子達が中心となって新歓活動を行なってくれています。

いつもなら新歓期間があって、チラシを用意して、上映会をやって、、という流れですが、この状況ですからインターネットを駆使して動いてくれています。

 

今度オンラインで上映会を兼ねた説明会も行うそうです。

TwitterInstagramも稼動しています。

 

いやー、頼もしいですね。

来期のシネ求も安泰ですな。

 

少しでも気になった方や作品を見てみたいなーと思った方がいらっしゃいましたらTwitterInstagramにDM飛ばしてあげてください!

 

 

出したい映画は前例を破る

こんにちは。

白山シネサークル求の林田です。


遅ればせながら新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます!

緊急事態宣言が解除され、自粛のムードが少しずつ薄れて行くなか、いかかお過ごしでしょうか。



自粛期間中は行きたかった場所にも行けず、ストレスが溜まっていた方も多いことでしょう。僕は何より映画館とラーメン屋に行きたいですね。今はインターネットでの音楽購入とApexが止まりません。助けてください。



4、5月に上映開始を予定していた多くの映画も全て延期を余儀なくされ、残念に思うこともあるでしょう。

しかし、珍しい形で公開に踏み切った作品もあります。

ペンギン・ハイウェイ」を手がけたスタジオコロリド制作のアニメ映画「泣きたい私は猫をかぶる」は6月5日の公開を予定していましたが、急遽6月18日にNetflixで独占配信をすることを決定。

他にもレンタル制やストリーミング機能を活用して有料で配信を始めた新作映画も多数あります。



この「オンライン配信」の動きには賛否あります。多くの新作映画が延期をするなかで、いち早く人々に映画を届けたいという思いでこういった決断をしたことがまず驚きですし、敬意を評したいです。

しかし、「この作品はやっぱり映画館で観たい!」というコメントもしばしば見受けられます。相当なお金を投資して豪華な環境を構築したりしない限り、迫力や雰囲気において「映画館」に勝る環境は中々ありませんよね。映画館で観たものをスマホやパソコンで観ても同じような臨場感を得るのは難しいと思います。



僕個人の意見としては、「先行配信の後に劇場公開」でも良いのではないかなと思いますが、事情はそんな簡単じゃないのかな・・。

でも、この動きをきっかけに、他の新作や名作もどんどんオンライン配信になってくれれば良いなぁと思います。プリキュアエヴァとかは期間限定だったとはいえ太っ腹ですよね。



あと映画ではないのですが、最近サカナクションの過去のライブにはまっています。アーカイブには残らないのですが、それこそ「ライブ」って感じがして僕としては良いなって思います。



白山シネサークル求は企画、脚本、撮影、編集全て僕ら部員の手で行なっている映画制作サークルです。ご興味がある方は是非TwitterInstagramのDMや、メールにてご連絡ください!現在は活動の幅が限られるのが本当に悔しいですが、またいつか皆さんや部員と楽しく撮影が出来ることを祈って。



それでは。

新三役が決まりました!

少し遅い代替わりが終わり、新三役がこれからはシネ求を引っ張っていってくれます。

 

まだまだ引退には時間がありますが、とりあえず一区切りです!

 

直近では夏合宿も控えていますので、皆で楽しんでいこうと思います!!

 

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